外木場義郎氏 広島大会準決勝で始球式

 「高校野球・広島大会準決勝、広島工大高-広島新庄」(25日、しまなみ)

 プロ野球・広島OBで2013年に野球殿堂入りを果たした外木場義郎氏が、始球式を行った。同氏は学生野球資格回復認定者で2月に広島県高野連が行った指導者講習会の講師として出席したことで、今回の始球式が実現。元プロ野球選手が始球式を務めるのは、広島大会では初めてだった。

 外木場氏は3度のノーヒットノーランを達成し、1975年には20勝を挙げ広島初優勝に貢献した。背番号14の広島のユニホームでマウンドに上がった。ショートバウンドで捕手のミットに収まり「緊張するよね。とんでもないボールがいったらどうしようと思っていた」と大役を終え、ほっとしていた。

 鹿児島・出水では甲子園出場がない。高校時代について「もう半世紀以上前のことだけど、甲子園予選の決勝で鹿児島に0-1で負けたのを今でも覚えている」と懐かしそうに話した。

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