巨人が「鈴木の足」で連敗ストップ
「DeNA1-2巨人」(9日、新潟)
巨人が「鈴木の足」で延長戦を制し、連敗を4で止めた。
1-1で迎えた延長十一回、1死一塁から一走・鈴木が二盗に成功。鈴木はこの回から登板した小杉の暴投で三進すると、小林の遊ゴロで本塁へ突っ込んで1点を勝ち越した。その裏を山口が無失点に抑えて逃げ切った。
0-1で迎えた九回には敵失から代走・鈴木の二盗などで好機を広げ、2死三塁から亀井の右前適時打で同点。完封負け寸前から延長戦へと持ち込み、勝利をたぐり寄せた。
DeNAは先発の山口が九回に同点を許したものの、9回3安打1失点(自責点0)の好投。打線は初回に筒香の適時打で先制したが、2点目が遠かった。チームの連勝は6で止まった。
チーム全2得点のホームを踏み、足で勝利をもぎ取った鈴木は「監督から、思いきり行っていいと言われていたので、こういう役回りですから、とにかく積極的に自分を信じて、思いきり盗塁しました。これからも自分の特徴である足というものを存分に生かして、またチームの勝利に貢献できたらなと思います」と笑顔で話し、勝利の喜びをかみ締めた。
原監督は「どういうふうに動かしても2点が最高の点でしょうね。タカヒロ(鈴木)の足というものが非常に生きました。ヒット数にしても、よく2点取ったなという感じですね」と振り返っていた。