「練習試合、日本ハム３－１阪神」（１１日、名護）

　日本ハム・大谷翔平投手（２０）が練習試合、阪神戦に「５番・指名打者」で出場。今季初の対外試合第１打席を、ホームランで滑り出した。

　二回の１打席目。カウント２ボール２ストライクからの５球目。内角直球を左逆方向へ打ち返し、左翼席へ運んだ。大歓声の中で、ベースを１周した。

　今季１号本塁打。８日の紅白戦に登板したばかりの二刀流が、野手としても結果を出した。「ちょっと詰まってたから入るかなと思いましたが、風にも助けられました。切れないで入ってくれて、スイング自体も良かった」と、納得の一発を振り返った。

　続く三回の２打席目は１死二、三塁からフォークに空振り三振、先頭打者で入った六回の３打席目は強い当たりの二ゴロ。この日は３打席で退いた。

　試合後は初の実戦を振り返り「オーダーも（田中）賢介さんが入ったり新しい中で、すごくつながりがあった。自分の打席もすごく良かったですし、入りはすごく良かったです。体の仕上がりがいいし、体調もいい。ピッチングもバッティングも調子はいいのかなと思います。これから実戦が増えてくる。そう（打席に立つ）数はないでしょうが、その１打席を生かしていきたい」と、二刀流の進化に手応えをみせた。