コメディが集う、京都の演劇フェス
テレビの「お笑い」のように誰もが安心して笑える「笑い」ではなく、あまり体験できない新作コメディばかりを集めたイベント『ハイタウン2016』が、5月5~8日に京都・木屋町の「元・立誠小学校」(京都市中京区)で開催される。
企画の中心は、京都の劇団「ヨーロッパ企画」のメンバーをはじめとする作・演出家たち。普通はコメディにしようと思わない題材をあえて短編芝居にし、誰も観たことがないような「笑い」を観客と共に発見しようという趣向だ。これまで扱ったテーマは「気象」「スクールカースト」「殺鼠」など。長編の芝居には合わなかったり、前衛的すぎて笑いのポイントがつかみにくいなど、ここでしか許されない実験性が高いものぞろいだ。
今回も、ヨーロッパ企画代表・上田誠が「メビウス構造」を使ったパズル的な笑い、ダンスユニット「KIKIKIKIKIKI」のきたまりが相撲のダンス芝居に挑むなど、かなり得体の知れないものぞろい。そのほか、映画『私たちのハァハァ』監督の松居大悟が青春ドラマ風の新作を発表したり、お笑いコンビ・かもめんたるの寄席や、元「たま」の滝本晃司のライブなども。上田は「いろんなジャンルが一堂に会して、混じり合うことで生まれる化学反応を楽しんでほしい」と話す。公演は校内の数カ所で催され、料金は公演により異なる。
取材・文・写真/吉永美和子
(Lmaga.jp)
