【オールカマー展望】ゴールドアクター得意の中山で反撃なるか

 「オールカマー・G2」(25日、中山)

 昨年の有馬記念馬ゴールドアクターが秋初戦を迎える。前走の天皇賞・春は12着に沈んだが、イレ込みと外枠で力を発揮できなかったもの。得意の中山で反撃に転じる。1週前追い切りは美浦Wで併せ馬。大きく追走し、最後は馬体をそろえてフィニッシュした。中川公成調教師は「1週前なので負荷をかけたが、いい感じだった」と手応えは十分だ。

 宝塚記念で11年ぶりの牝馬Vを果たしたマリアライト。逃げ粘るキタサンブラックをかわして、ドゥラメンテの猛追を首差しのいだ文句のない内容だった。1週前は美浦Wで併せ馬を行い、最後は併入。池内助手は「もともと攻め馬駆けしないタイプ。このひと追いで変わると思う」と合格点を与えた。芝2200メートルのG1を2勝。得意の距離で再び牡馬撃破を狙う。

 サトノノブレスは重賞4勝の実績があり、G2の中距離戦なら軽視はできない。2走前の鳴尾記念では昨年の天皇賞・秋2着馬ステファノスを封じてレコード勝ち。56キロで戦えるのも好材料だ。

 豪州遠征を控えるカレンミロティックは2走前の天皇賞・春で鼻差2着。8歳でも衰えはない。不振が続く一昨年のダービー馬ワンアンドオンリーは3歳時に弥生賞で鼻差2着があり、皐月賞で4着。中山の中距離戦なら復活があってもいい。

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