【函館2歳S】レヴァンテライオン重賞世代一番星

 「函館2歳S・G3」(24日、函館)

 レコードで世代最初のJRA重賞Vを決めた。2番人気のレヴァンテライオンが、好位から鮮やかに抜け出してデビュー2連勝。1分9秒2の好時計で、従来の記録を0秒1更新した。左手で力強くガッツポーズした三浦は「デビュー前の追い切りから期待していて、一番はホッとした気持ち。リーディング争いから最終週で一歩遅れた(3位)ので、その分、重賞でと思っていました」と喜びを爆発させた。

 好発から外めの3番手へ。余力たっぷりで直線に向き、残り150メートルで堂々と抜け出した。「手応え十分で追ってからの反応も良かった。早いかなと思ったけど、馬の力を信じて乗った」。こん身の左ステッキ連打。見事に1番人気モンドキャンノの追撃を封じた。

 08年にフィフスペトルで自身重賞初Vを飾った原点とも言える一戦。今年は例年以上の思いで臨んでいた。

 「矢作先生にはデビューの時からお世話になっていたし、(14年安田記念2着の)グランプリボスで悔しい思いもした。どこかで恩返しがしたかった」

 師は先日、前立腺がんを公表。現在は手術をして入院中だ。「“頑張ってきます”と伝えたら“頼むぞ”と言われた。手術をして大変な時期。先生のためにも負けられないと思った」。熱い思いを力に変え、手にした栄冠。今後は未定だが、人馬でつかんだ確かな自信を胸に、さらなる飛躍へとつなげていく。

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