【札幌2歳S】エイカン無傷2連勝
「札幌2歳S・G3」(5日、札幌)
ゴールまで続いた2頭の激しいたたき合い。鞍上の振るう左ステッキに応えたアドマイヤエイカンが、鼻差制してデビュー2連勝を決めた。「(首の)上げ下げだったけど、馬にはまだ余裕があった。勝負根性で出た」と殊勲の岩田は相棒を褒める。この日は逃げ切り勝ちの新馬戦とは違い、中団やや後方からの競馬に。「どういう競馬でもできる馬」と胸を張った鞍上は、今夏の北海道で実に重賞4勝目。2位川田の7勝を大きく引き離す、今年のJRA重賞12勝目を決めた。
「負けたと思った」。須貝師はホッとした様子で、「今回の勝負根性につながったな」とひと言。離れた後方から前の馬を追い掛ける実戦を想定した最終追い切りが、レースに結びついたことに、してやったりの表情でつぶやいた。
昨年のセレクトセール1歳で3700万円(税抜き)で取引された。「お願いして購入してもらった馬だからね」と指揮官は満面の笑み。「まだ七、八分。これからしっかりとしてくると思うから先が楽しみ」と、今後のG1戦線を見据えた。
次走は未定だが、王道を歩むことになりそうだ。主戦は「暮れに向けて期待してもらっていいと思います」と誇らしげにうなずいた。北の地から現れたハーツクライ産駒の新星。成長カーブを描きながら、さらなる栄冠奪取へと突き進む。
