【小倉記念】マロー、関東馬初Vへ疾走
「小倉記念・G3」(9日、小倉)
まだ薄暗い朝一番の小倉ダート。格上挑戦で重賞初Vを狙うマローブルーが6日、力強い蹄音を響かせた。最終デモは単走。四肢を使って馬場の中央を疾走すると、ラストも自ら首を使ってもうひと伸び。4F53秒0-39秒3-12秒1を計時した。
騎乗した池田助手は「反応も良かったし、前走と同じくらいのいい状態」と声を弾ませる。前走2着後は短期放牧を挟み、7月29日に小倉入り。「輸送で体が減りやすいところがあるので、プラスに出そう」と歓迎する。
連勝こそ“3”で止まったが、「力のあるところは見せてくれた。フィジカルとメンタルがかみ合って、結果が出てきた。スタートも下手じゃないし、小倉も問題ないと思う」と力強い。関東馬が勝てばレース史上初の快挙だ。全国リーディングの堀厩舎が、小倉伝統の一戦に新たな歴史を刻む。