オルフェ初産駒、次々に高額取引!

 「セレクトセール2015」(14日、ノーザンホースパーク)

 「セレクトセール2015」の2日目当歳セリが14日、北海道苫小牧のノーザンホースパークで開催された。今年が上場初年度となるオルフェーヴル産駒が注目を集め、上場された17頭中13頭が売却。最高価格が8600万円で、平均価格は4107万円と活況を呈した。また、2日間のセール落札総額は131億7350万円と、昨年を更新する史上最高額となった(※価格は全て税抜き)。

 “黄金2世”が会場を大いに沸かせた。2日目当歳セリの目玉は、何と言ってもこの春に産駒が誕生したばかりで初登場となるオルフェーブル産駒だ。セリ一発目に登場した「カリフォルニアネクター15」(牡=8000万円)を皮切りに、「リュシオル15」(牡=8600万円)、「スーア15」(牡=8200万円)などが高額で取引され、注目度の高さがうかがえた。

 同産駒最高額の「リュシオル15」(牡)を落札した“アドマイヤ”の近藤利一氏は「いい買い物ができた。馬格もいいし、きっと走ってくれると思う」と、父譲りの栗毛を眺めながら相好を崩す。

 父の主戦も熱視線を送った。下見でじっくりと産駒を眺めた池添は「自分は馬を見るプロではないから、走るかどうかは分からないです。でも、自分が乗った馬の子どもに乗れるとしたら、それは騎手としての醍醐味(だいごみ)ですから。楽しみです」とタッグを組む日を思い描いた。

 今年2月に急逝したステイゴールドの後継種牡馬としても期待が集まるオルフェーヴル。現役時代に管理した池江師は、産駒の全体的な特徴について「(オルフェの)当歳の時よりもボリュームがある。骨格がしっかりしていて、筋肉量も豊富。繁殖馬のレベルも高いので、活躍する馬が出てくると思いますよ」とジャッジ。続けて「私も何頭か預かってみたい。父がなし得なかった凱旋門賞制覇を狙えれば」と意欲をのぞかせた。黄金の6冠馬の子が将来、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。期待は高まるばかりだ。

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