「ボートレースオールスター・ＳＧ」（２６日開幕、大村）

　地元・長崎支部からは石橋道友、赤坂俊輔に下條雄太郎の３人が出場する。過去のオールスターで地元勢のＶは９回ある。最近では第３６回（２００９年・福岡）の瓜生正義。その前は第２５回（１９９８年・桐生）の山崎智也までさかのぼらなければならない。しかも長崎勢のオールスターＶは過去に１度もなく、今回３人のうち誰かが優勝すれば歴史的快挙となる。

　注目は下條だ。昨年のオールスターがＳＧ初出場で、今回は２年連続の選出。「オールスターは出るだけでも大変なのに、まして今回は地元ですからね」と、出場が決まった段階から気合パンパンだった。

　選出順位は３３位。ファンからこれだけの支持を受ける要因を、下條自身は「最後まであきらめず、１つでも上を狙うのが僕のスタイル。それを評価していただいてるんだと思います」と分析する。実際にファンから直接、そういう声も聞くようだ。すべてを知り尽くす地元水面。枠やコースが悪い日でも、舟券に絡む走りでファンを納得させてくれるだろう。