【マイラーズC】アリオン臨戦態勢

 「マイラーズC・G2」(26日、京都)

 重賞初Vに向けて、レッドアリオンが23日、好仕上がりをアピールした。栗東坂路で併せ馬を行い、力強い脚さばきを披露。攻め駆けする僚馬に1馬身遅れたものの、最後までしっかりと食い下がった。目下絶好調のテイエムタイホーも、栗東CWでラスト1F11秒6とシャープな伸び。3連勝での重賞初制覇に意欲を見せた。

 きっちり攻められて臨戦態勢を整えた。レッドアリオンの最終リハは、栗東坂路でエイヴィアンボス(5歳500万下)と併せ馬。僚馬を追走する形でスタートすると、道中で馬体を並べても全く気負いはない。ラストで手綱を押されると、四肢を伸ばして反応。4F52秒7-39秒1-13秒6。1馬身遅れたものの、最後まで脚色が鈍ることはなかった。

 騎乗した担当の甲斐助手は「動き自体は全く問題ないですね。最近は併せ馬をしても、ムキになって走ることはないですよ」と手応えを口にする。見届けた橋口弘師も「乗り手の体重が10キロぐらい重いからね。予定通りだし、順調に、変わりなく来ているよ」と納得の表情を見せる。

 スタートが課題だったのも昔の話。甲斐助手は「もともと練習では出遅れることはないし、最近はレースでも心配がなくなった。前走みたいに積極的に乗っても我慢ができるようになったし、精神面の成長もあると思う」と目を細める。その洛陽Sでは、好位から力強く伸びて快勝。「京都は走らないと思っていたけど、前走で勝ってくれたし、何の不安もなく臨めますね」と表情は明るい。

 同じレースに出走する重賞6勝の異父兄クラレントと違い、今後のために賞金を加算しておきたいところ。師は「このあとは安田記念(6月7日・東京)を考えている。いい位置につけて、もまれずに競馬ができれば」と期待する。初の重賞タイトルを手にして、堂々と大舞台に駒を進める。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

競馬・レース最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(競馬・レース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス