【チューリップ賞】アンドリ条件合う

 「チューリップ賞・G3」(7日、阪神)

 桜花賞(4月12日・阪神)の権利を手中にするべく、ディープインパクト産駒アンドリエッテが再び重賞に挑む。前走のデイリー杯クイーンCは長距離輸送で馬体を減らした上に、外を回る競馬になりながらも小差の4着と健闘。初勝利を挙げた阪神のマイル戦で持ち前の瞬発力を存分に発揮する。

 前走のデイリー杯クイーンCで賞金を加算できなかったアンドリエッテだが、収穫はあった。外枠(7枠13番)で内に入るスペースがなく、外を回らされる競馬になりながら勝ち馬キャットコインからは0秒1差の4着。マイナス12キロと馬体を減らした中での好走は力を十分に示すものだった。

 「いい脚を使ってくれましたし、悪くなかったですよ。馬体が減ったのは初めての長距離輸送の分でしょうね。レース後もダメージはなく、3日後の火曜日には体重は戻っていました。今は440キロ(前走時は426キロ)ぐらいあります」と牧田師は振り返る。

 まだ1勝馬のアンドリエッテにとって欲しいのは内容よりも結果。桜花賞へ向けての今回は、未勝利戦で鮮やかな差し切り勝ちを収めた時と同じ阪神マイル戦で前進をもくろんでいる。

 「可動域の広い馬だから、伸び伸びと走らせた方がいい。だからこの条件は合う。とにかく、スピードが上がってからの回転力がすごい」と指揮官は桜の権利取りへ力を込めた。「権利を取りたいのはもちろん、今後に向けて賞金を加算したいですね」。強豪相手のここでも末脚の威力は引けを取らない。

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