大阪府の吉村洋文知事が１５日、大阪府庁で会見した。

　自民党岸田派の岸田文雄前政調会長ら同派所属国会議員の秘書４人が新型コロナウイルスに感染。因果関係は不明も、同派は８日に都内のホテルで政治資金パーティーを開催していた。日本維新の会副代表も務める吉村知事は、「コロナ禍の政治資金パーティーについての考え」を聞かれた。

　これに対して「そこまでして開く必要があるのかなと思う」とした上で、「ちなみに大阪維新の会の懇親会、これは政治資金パーティーだが中止した。応援していただく人にお礼を言いたいし、活動費にもなるので我々として非常に痛い。本来、開催したいものだが、この状況を見て中止の判断をした」と続けた。

　さらに、「誰が主催するかはそれぞれの政治家の判断だと思うが、国民の皆さんにいろいろお願いをする中で、政治資金パーティーをそこまで積極的にする必要があるのかなと思う」とした。

　そして、「選挙は違うと思う。期限があって代表を選ぶ。その選挙活動は必要だと思う。政治資金パーティーは期限があるものではないし、主催者側でやり方も含め、時期も選べる。それは（いま）必要なのかなと思う。なかなか国民の理解を得られないのでは。飲食店には時短要請お願いします。行動制限お願いしますといいながら、政治家がガンガン政治資金パーティーをするっていうのは理解を得られないのでは」と付け足した。