玉川徹氏 西村大臣発言に「行政の言うことを聞くもんだという、おごり」

 テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」が12日、西村康稔経済再生担当相が8日に行った発言が波紋を広げていることを伝え、テレビ朝日の玉川徹氏は「民間っていうのは行政の言うことを聞くもんだというふうな、ある種のおごりみたいなものが透けて見えてくる」と指摘した。

 西村氏は8日、酒類提供自粛について「応じて頂けない店舗の情報を関係省庁とも共有し、そして金融機関とも共有して、金融機関からも応じて頂けるように働きかけを行っていただく」と発言し、与野党から猛反発を受け、わずか一日で発言を撤回した。

 玉川氏は「僕はこれは行政権の濫用だと思う。西村大臣って灘高、東大、それで経産省、昔の通産省ですよね。で行政っていうのが、民間に対して言うこと聞くの当たり前だっていうふうな感覚をもしかしてお持ちなんじゃないかなと僕は思う」と言い切った。

 「本当は商売は自由。それを制限するっていう、これは私権の制限になるわけですから。どの程度まで私権を制限していいかというようなことは、本来は国会で決めなければいけないこと。範囲も含めて。それを、国会を開かないで、行政権の範囲内だけでこうやって真綿で首を絞めるようなことをしていいわけがないと思う。やっぱり、その背後には、この西村大臣が、民間っていうのは行政の言うことを聞くもんだというふうな、ある種のおごりみたいなものが透けて見えてくる」と厳しく指摘した。

 玉川氏はさらに「それはダメなんですよ、やっぱり。何のために国会があるんだと。休んでる場合じゃないでしょっていうこと。もし本当に、いわゆるお酒を売るような居酒屋等も含めて、それをある種閉めるような、そういうふうなことをしてもらわなければいけないっていうんだったら、それは国会でやらなきゃ」と、きちんと国会で決定する必要があると訴えた。

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