倉持医師、菅首相の会見に不満「国民をムダ死にさせてもいいように思える」

 宇都宮市「インターパーク 倉持呼吸器内科」の倉持仁院長が18日、フジテレビ系「バイキングMORE」に出演し、17日に行われた菅義偉首相の会見に疑問を投げかけた。

 菅首相は会見で、新型コロナウイルスのワクチン接種が1日平均100万回を超えるペースであること、累計の接種回数が2700万回を超えたことなど、成果を強調した。しかし、MCの俳優・坂上忍は、ワクチン接種が進んでいることは認めつつも「(ワクチンの)効果がオリ・パラの開催中に明確に現れるとはぼくは思っていない」と見解を示した。

 倉持氏も坂上の見解を支持。「本来であればきちんとワクチンを接種した上で、このような大規模イベントは行うべきで、まずそこをきちんと国民に説明すべき」と総理の姿勢を批判した。ワクチンを2回接種すれば、感染しても「重症化はしない」とし、「早い段階でPCR検査を受けて、待たされること無く治療を受ければ、死ぬことはなくなってきてる、減らせるんです」と明言した。

 さらに「(国民の大多数が)ワクチンを打ち終わらない段階で、こういう大規模イベントをIOCとつるんで行うことは、医療現場からすると、国民の命を何かムダ死にさせてもいいような風にしか思えないんです」と人命についての考えが甘いことを指摘。「ですから、そこはきちんと説明をしなければいけないし、多くの国民がおかしいと思ってる」と苦言を呈した。

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