江川紹子氏、丸川氏らの地方議員への意見書に「竹下氏の島根県知事注意と同じ構図」

 ジャーナリストの江川紹子氏が1日、ツイッターに新規投稿。丸川珠代五輪担当相が自民党の国会議員有志と「選択的夫婦別姓の実現を求める意見書」の採択阻止を地方議員に呼び掛けた文書に名を連ねていたという報道を受け、自民党竹下派会長の竹下亘衆院議員が東京五輪聖火リレーの中止を検討すると表明した島根県の丸山達也知事に「注意する」と発言した構図と同じであると指摘した。

 ジェンダー平等を掲げる五輪の担当相であり、男女共同参画担当相でもある丸川氏。会見では「個人の信念」と弁明したが、ジェンダーの問題と関わる担当大臣という公の立場から、選択的夫婦別姓を求める女性への配慮に欠けているとみられる言動への批判や、任命した菅義偉首相の責任を問う声が出ている中、江川氏は地方に対する国会議員の姿勢を問題視した。

 江川氏は「この人事が不適切なだけでなく、地方議会の議長に国会議員が束になってこういう手紙を送りつけるのは、国会議員が上、地方が下という意識の反映では」と指摘。さらに、同氏は「竹下氏が島根県知事に『注意』を与えたのと同じ構図」と分析した。

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