内田樹氏“届かないマスク”で指摘 医療体制への予算組み替えは「無理でしょう」

 数多くの著作で知られる神戸女学院大名誉教授の内田樹氏が8日、ツイッターに新規投稿。有田芳生参議院議員が「届かないマスクの予算を医療体制整備などに当てるべき」としたツイートに「無理でしょう」と返答した。

 有田氏は「練馬区に住んでいますが『アベノマスク』はまだ来ません。新宿の知人も『もういらないよ』と怒っていました。安倍政権の大失態を象徴するマスク問題です」とし、「その予算を医療体制整備などに当てましょう」と投稿。内田氏は「マスク2枚を各戸配布することさえできないような行政機関に、予算を組み替えて、より優先順位の高い使途に充当するなんていう、高い見識と決断力と交渉力とを要する事務作業ができるはずがない…と思いませんか?」と反応した。

 そのやり取りに先立ち、内田氏は「『マスクを配る』って言ってからもう5週間。検査件数一日2万件にすると言ってからももう4週間。これは『やる気がない』とか『下心があって遅らせている』のではないと思います」と投稿。「『お前やっとけよ』が順送りされているうちにどこかで消えてしまう。マスクの時社名が出なかったのも、誰も知らなかったからだと思います」などと指摘した。

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