橋下徹氏 PCR検査「絞らざるを得なかった」 実体験をもとに語る

 元大阪市長の橋下徹弁護士が12日、レギュラーを務めるフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演し、4月7日に受けたPCR検査について解説した。

 橋下氏は、3月24日に発熱とのどの痛みがあり、自宅療養していた。同25日に熱が下がったため、4月3日に仕事を再開し、同5日には「日曜報道-」に中継で生出演。「“朝からうるさすぎる”と言われるくらい元気だった」という。

 しかし、番組出演後、昼からまたのどの痛みと発熱が再発。様子を見ていたが、あまりにも痛みが激しくなったため、医師に電話で相談し、対応してくれる病院で診察を受けた。免疫が落ちている症状が出ており、「2週間の待機の時の症状と、日曜日からの3日間の症状と、若いときにむちゃしたんで既往症を持ってるんです。それを総合判断したときに『PCRやった方がいい』と、それで保健所の判断でやった(検査を受けた)」という。PCR検査を受けたのは7日。8日に陰性と報告を受けた。

 橋下氏は、家族も同様に自宅待機となることに触れ、「家族全員の社会活動が止まってしまうのがつらい。後は妻のサポートですね。これはガイドラインを見ても、感染する覚悟がないとなかなかできない」と現実の難しさを語った。

 自身がPCR検査を受ける立場となったことで、「埼玉の保健所長が検査を絞ってたんじゃないかと非難を受けていますが、その判断は使命に基づいた判断だったと思います。いままで、無症状者、軽症者は全員入院とされていましたが、現場では病院がパンク状態だったんですよ。そういう意味で検査は絞らざるを得ない」と実感を語った。

 4月に入って「無症状者、軽症者は入院させず、ホテルなどを使っていい」という政府の方針が出たことで「やっと検査がやりやすくなってきてるんです」と説明。「保健所は病院をあふれさせるわけにはいかない、あふれたら重症者の命を救えるわけがない、そういう使命感で検査をやみくもに広げていなかったという現実はある、ということは痛感しました」と語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス