KYORAKU吉本がAKSからNMBの経営権譲渡と発表

 AKB48グループの運営会社であるAKSが、大阪・難波を拠点とするNMB48の経営権を、6月1日付けでKYORAKU吉本.ホールディングスに譲渡していたことが4日、分かった。KYORAKU吉本.ホールディングスが同日、発表した。

 AKSは、運営するNGT48で昨年12月、当時メンバーだった山口真帆(23)が男性2人に暴行される被害を受け、メンバーの関与を告発。大きな騒動となり、現在は実質的な活動休止状態となっている。また、昨年11月には名古屋・栄を拠点とするSKE48の事業権を、株式会社KeyHolderに30億円で譲渡していた。

 NMB48は2010年10月、KYORAKU吉本.ホールディングスの運営のもとに結成されたが、後にAKSに経営権が譲渡されていた。実質的な運営は、吉本興業の子会社である株式会社Showtitleが行っていた。

 KYORAKU吉本.ホールディングスは書面で譲渡の経緯について「総合エンターテインメント事業の拡大、再構築という目的のもと様々な新規事業の実施可能性を検討してまいりましたところ、この度AKSとの間で2019年6月1日付にて事業譲渡契約を締結し、同社からNMB事業を譲り受け、今後は弊社における事業として実施していくこととしました」と説明。

 過去、NMBの事業運営をしてきたノウハウを生かし、「劇場を拠点とした活動を中心として、地域貢献していくことを原点としてより魅力的なNMB48を目指して参ります」と記している。

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