テレビ朝日で来年１月１日に放送される「相棒１５　元日スペシャル」に出演する俳優・八嶋智人が１３日、代役でＭＣを務めるフジテレビ系「直撃ＬＩＶＥ　グッディ！」で、「相棒」シリーズに出演していた成宮寛貴氏が芸能界を電撃引退したことについて、「俳優としてはセクシャリティの問題は僕は一切関係ないと思います」と訴えた。

　成宮氏は２日と９日発売の「フライデー」で薬物疑惑が報じられ、９日に引退を発表した。所属事務所は８日に、尿検査の結果が陰性だったと発表したばかりだった。また、一部報道では、成宮氏の所属事務所社長が８日に「相棒」の撮影現場を訪れ、水谷と約１時間話し合いを持ったと伝えられている。

　「グッディ」終わりで８日にも「相棒」の撮影に参加したという八嶋は「ぼくはロケだったので、その現場では水谷さんの絡みはなかったので、多分その前の段階のスタジオ（での出来事）だと思う」と推察した。

　今年は、初代女将役の高樹沙耶被告が１０月に大麻取締法違反（所持）で逮捕、起訴されるなど、「相棒」出演者の騒動が相次いでいることには「（水谷さんは）これからの『相棒』のイメージをどうしていこうか、ということも考えられて複雑な思いになられたんだというふうに思います」と神妙な表情で語った。

　また、成宮氏が引退という道を選ばずに断固闘うという選択肢もあったのではないか、という声には「俳優としては（今回の一連の報道で）何かを演じるにはものすごい負荷がかかってくる。（特に）役者一本で生きてらっしゃる成宮君は…」との見方を示し、「セクシャリティの問題は俳優をやる上では僕は一切関係ないと思います」とコメントした。