クドカン大河初挑戦【コメント全文】「まあ、こんな大河も、たまにはいいよね」
NHKは16日、都内の同局で放送総局長定例会見を開き、2019年大河ドラマを脚本家・宮藤官九郎(46)が手がけ、オリンピックを題材にした作品になることを発表した。タイトルと出演者は未定。NHK作品は「あまちゃん」(13年上半期)以来、2度目で、大河初挑戦となる宮藤は「まあ、こんな大河も、たまにはいいよね、と大目に見て頂けたら幸いです」とコメントを寄せている。【以下、宮藤のコメント全文】
「宮藤です。
歴史を動かした人物にも、戦国時代にも幕末にもあまり思い入れがないから、自分に大河ドラマは無理だろうと思っていました。しかし、かつては現代劇や架空の人物を描いた大河もあったそうです。
「だから大丈夫です、できる題材を探しましょう」という優しい言葉を頂き、だんだんその気になり、考えたのが『東京』と『オリンピック』の物語です。
日本人が初めてオリンピックに出場した明治の終わりから、東京にオリンピックがやってきた1964年までの、およそ50年。戦争と政治と景気に振り回された人々の群像劇。歴史に“動かされた”人と町の変遷を一年かけてじっくり描く予定です。
まあ、こんな大河も、たまにはいいよね、と大目にみて頂けたら幸いです。がんばります。」