62歳・小林幸子が歌のお姉さんに

 歌手・小林幸子(62)が、NHKBSプレミアムの子供向け番組「ワラッチャオ!」(日曜、前10・30)に、「歌のお姉さん」としてレギュラー出演することが2日、分かった。3日放送の同番組で発表される。これまで、NHKの子供向け番組でおねえさん役は、子供を持つ母親世代でもある20、30代の女性が務めており、62歳の小林の起用は異例となる。

 62歳の“幸子お姉さん”が誕生する。52年の芸能生活で初めて子供番組にレギュラー出演する小林は、仰天企画について「“お姉さん”というところに引っかかっているようですが、誰が何と言おうと『お姉さん』です!!」とうれしそうにコメントした。

 ここ数年、ネットの世界に進出し「ラスボス」の愛称で演歌・歌謡曲ファンだけでなく、若い世代に支持が拡大。今回の起用につながった。それでも、ネット利用層よりもはるか低年齢に向けた番組とあって、オファーを受けた際は「まさかの子供番組のレギュラー!それも歌のお姉さん!!」と驚いたという。

 「ワラッチャオ!」は、子供たちに“笑い”を届けることをテーマに13年にスタート。今春に内容をリニューアルし、新設された歌コーナー「アレンジ演歌道(えんかみち)」で小林が初代「歌のお姉さん」を務める。

 「アレンジ-」は子供たちに人気のヒット曲を、演歌の技法を取り入れ、楽しく歌おうというもの。小林は演歌アレンジ歌唱や振り付けなどを考案する。初回はアニメ主題歌「キューティーハニー」が課題曲となる。

 新境地を開く小林は「オファーにうれしさと戸惑いはありましたが、“まだまだチャレンジしていかなくちゃ”と思い、受けさせていただきました。今の曲を私なりの観点で演歌アレンジし、子供たちに楽しんで歌ってもらえるように頑張ります!!」と意気込んだ。「もちろん衣装も見どころです」とアピールするように、子供番組向けにアレンジした“ド派手”ないでたちも注目される。

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