美人劇団員の全裸遺体発見…夢半ばで

 役者を目指していた女性劇団員が、夢半ばで命を奪われた。26日午後10時ごろ、東京都中野区弥生町にあるマンション2階の一室で、この部屋に住むアルバイト店員で、劇団員の加賀谷理沙さん(25)が死亡しているのを、警視庁中野署員が見つけた。首に絞められたような痕があり、捜査1課は殺人事件として中野署に捜査本部を設置し、50人態勢で調べる。死因は司法解剖で頸部圧迫による窒息と27日、判明した。

 加賀谷さんは衣服を着ておらず、玄関にあおむけに倒れていた。顔にはタオルケットがかけられていた。玄関は施錠され、室内に荒らされたような形跡はなかった。

 加賀谷さんが新宿区内のアルバイト先の居酒屋を25日夜に無断欠勤したのを不審に思った男性店長らが、26日夜にマンションを訪問。応答がなかったため中野署に相談した。

 階下に住む男性(28)は「数日前の夜、上の階からどすんどすんという大きな足音みたいな音がし、女性のうめき声のようなものが聞こえた」と話した。

 7月中旬の朝方、加賀谷さんの部屋で男女が激しく言い争う声を複数の近隣住人が聞き、警察官が駆け付ける騒ぎがあった。食器の割れる音や女性の「やめて」という声を聞いたと話す住民もいる。捜査本部はトラブルに巻き込まれていなかったか、交友関係などを調べている。

 以前、同じ職場で働いていた男性(29)によると、加賀谷さんは居酒屋で深夜ホールスタッフとして勤務。「受け答えもはきはきとした元気な子だった」という。

 加賀谷さんは、役者を目指し、劇団員としても活動。8月上旬には、所属する劇団のブログで「とってもハートフルな作品になるだろうなあと、今からワクワクしています」と、9月に公演予定の舞台について記していた。23日も、稽古前の劇団員の様子などを撮影した写真を載せていたが、その3日後、遺体で発見された。

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