「あまちゃん」フィリピンで放送だ!

 おら、フィリピンさ行くだ!宮藤官九郎(45)脚本、能年玲奈(22)主演で2013年に放送され大ヒット、社会現象になったNHK連続テレビ小説「あまちゃん」(BSプレミアムで再放送中)が、10月5日からフィリピンで放送されることが17日、マニラで発表された。発表会では、能年が「(ヒロインの)アキの冒険を一緒に楽しんでください」とタガログ語であいさつするビデオメッセージが流された。

 放送するのは民放のTV5で、月~金曜に1話ずつ、午前11時と午後10時にオンエアする“昼あま”“夜あま”となる。朝ドラがフィリピンで放送されるのは1990年の「おしん」(83~84年)以来、25年ぶり。

 宮藤作品特有の登場人物の軽妙な掛け合いなど、ドラマの魅力をできる限り伝えるために、フィリピン人声優のタガログ語吹き替えで放送する。「あまちゃん」はこれまでアジアを中心に10の国と地域で放送されているが、いずれも字幕版で、吹き替えは初めてだ。

 発表会では、劇中のアイドルグループ・GMTが歌い、現実でもヒットした挿入歌「暦の上ではディセンバー」「地元に帰ろう」を、海女の衣装を着た17~18歳のフィリピン人少女5人組アイドルグループ「Kawaii5」がタガログ語で披露。これらの楽曲の発売も予定されている。

 ドラマの人気が高く、海外にも輸出するほどのドラマ大国・フィリピンで「じぇじぇじぇ!」旋風が巻き起こるか、期待される。

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