ももクロ 主演映画で「受賞したい」

 ももいろクローバーZが28日、都内で、演技に本格初挑戦した主演映画「幕が上がる」の初日舞台あいさつを行い、アカデミー賞獲りをぶち上げた。前日27日の第38回日本アカデミー賞授賞式で最優秀助演女優賞に選ばれた黒木華(24)も登壇しており、百田夏菜子(20)は「あやかりたい」と共演した先輩の勢いに便乗宣言。ももクロ発案で、感謝の気持ちを込めて劇中歌をアカペラ熱唱するサプライズも繰り出した。

 アカデミー賞女優の前に、高城れに(21)がグイッと一歩を踏み出した。「黒木さんが最優秀助演女優賞を獲ったので、いいバトンパスを受けました。アカデミー賞の新人賞を受賞したいです。5人で!!」。照れたようにチャームポイントのエクボスマイルを見せると、モノノフたちからは「オォ~!!」と歓声が上がった。

 続けて高城は「私には夢がある」とキング牧師さながらに切り出した。「(授賞式の)レッドカーペットを(メンバーカラーの)5色にしたい」と“アカデミー賞ジャック”の野望を告白。授賞式本番を体験してきたばかりの黒木は「結構な緊張感だよ」と心配していたが、手応えがあるからこその宣言だ。

 同作は、原作者で劇作家の平田オリザ氏(52)がクランクイン前にワークショップでメンバーを鍛え上げ、ももクロが初めて本格的な演技に挑戦した青春映画。撮影風景を追ったドキュメンタリー映画を3月11日に公開することも発表された。

 作品で演劇部の部員を演じた5人は、会場で極秘裏に台本にないサプライズを計画。高城の「いい思い出にしたいなと思って」の合図とともに、劇中でも流れる人気曲「走れ!」をアカペラ唱、観客とひとつになって映画の幕を上げた。

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