深キョン舞台初挑戦で“白猫”になる

 女優の深田恭子(32)が舞台に初挑戦することが17日、分かった。作家の故佐野洋子さんのベストセラーをミュージカル化した「100万回生きたねこ」で白いねこ役を演じる。デビュー以来、ドラマや映画などの映像作品では数々の足跡を残してきたが、観客の前で演技をするのは初めて。「新しい世界を知るすてきな出会いになるのではと期待で胸がいっぱいです」と夢を膨らませている。

 96年に「ホリプロ・タレント・スカウトキャラバン」でグランプリに輝き、デビュー。女優として着実に実績を重ねてきた深田が、舞台という新ジャンルに挑む。ミュージカルということで、観客の前で生歌も披露。さらに猫の動きをなぞったコンテンポラリーダンスも見せる。

 深田といえば、愛犬のメロンパンナちゃんを溺愛する犬派と思われているが、「本当は猫派なのです。今回念願かなって猫になれます」と告白し、白いねこ役に意気込んだ。7月にスタートする本格的な稽古を前に、早くもダンスや歌のレッスンを始めている。

 原作の絵本は1977年に出版され、累計207万部に達するベストセラー。100万回死んで、100万回生きたねこが白いねこと出会ったことで愛を知る物語だ。96年には沢田研二(66)と山瀬まみ(45)、13年には森山未來(30)と満島ひかり(29)のコンビで舞台化された。

 もともと原作のファンだった深田は、イスラエルの演出家ユニットのインバル・ピント&アブシャロム・ポラックが舞台化するといううわさを聞き、昨年8月に来日中の2人と対面し、自身の思いを伝えた。さらにその1カ月後には2人に猫の動きも見せ、出演が決定した。

 1幕では成河=ソンハ=(33)が演じるねこを殺してしまう女の子、2幕ではねこの妻となる白いねこを演じる。「しなやかで気高い白いねこをわたしなりに演じられたらと思っています」とワクワクしている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス