桑田佳祐、13年ぶりの茅ケ崎ライブ

 ロックバンド・サザンオールスターズが31日、ボーカル・桑田佳祐(57)の出身地である神奈川県茅ケ崎市の茅ケ崎公園野球場でライブを行った。

 2000年以来となる“里帰り”は球場に集まった2万人のファンのみならず、桑田の中学時代の同級生やサザン通り商店街なども巻き込んでの大フィーバー。ステージには服部信明市長(52)も登場し、桑田への市民栄誉賞授与式が行われるなど、地元愛あふれるステージとなった。

 13年前に「またここでやるからなー」と茅ケ崎ライブを締めくくった桑田が、約束通りに帰ってきた。桑田は2011年2月19日に茅ケ崎市民文化会館で行ったソロアルバム「MUSICMAN」の試聴会に登場したが、本格的なライブは行っておらず、バンドの復活とデビュー35周年という節目の年に、満を持しての“凱旋”となった。

 “里帰り”の桑田へ地元からサプライズも用意されていた。メンバー紹介の後に突然、服部市長がステージに登場し、「長年にわたり、茅ケ崎、湘南の魅力を国内外に発信してくださいました」と桑田に市民栄誉賞の盾を授与、メンバーにも感謝状を贈った。

 深々と頭を下げた桑田は「13年ぶりに帰ってこられまして、音楽人としてここに立っているのが幸せです。亡くなった父、母、姉にも見せたかったですね」と感謝感激だった。

また帰るぞ! 桑田はお返しとばかりに「BYE BYE MY LOVE」で歌詞の一部を「茅ケ崎は雨も降らず、素晴らしい夜だね」と替えるなど大サービス。最後は「また帰ってきていいかー」と前回同様、茅ケ崎に戻ることを約束した。

 アンコールでは観客が事前に配られた光るリストバンドを掲げ、サザンの35周年を祝う「SAS」「35」の人文字を作る茅ケ崎だけの演出を行うなど、会場はひとつになった。さらに、会場の外でも、漏れてくる曲を聞こうと、ファン1万人以上が集まった。全国120館の映画館でもライブ・ビューイングが行われ、3万人が同時体験した。

 9月1日にはライブ・ビューイングに加え、茅ケ崎市役所の駐車場で5000人を集めてのパブリック・ビューイングも決まっており、2日間での“動員”は10万人以上という大きな祭りとなった。

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