橋下氏ブチ切れメディア批判&囲み拒否

 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(43)は17日、旧日本軍の従軍慰安婦をめぐる自身の発言に関し、「大誤報をやられた」とメディア批判を展開し、「もういい、囲みは今日で最後。やめましょう」と、今後は正式な記者会見以外の取材を拒否すると表明した。

 橋下氏は、自身の「当時、従軍慰安婦は必要だった」との発言の解釈をめぐり、「『慰安婦は必要だ』と言ったと大誤報をやられた」と複数の大手新聞社を名指しで批判。「慰安婦を容認したことは一度もないのに、そう受け止められている。日本人の読解力不足が原因だ」と主張した。

 さらに「発言の揚げ足を取るんじゃなくて、全体の文脈を取って、きちんと報道するのがあなた方の役目でしょ」とイライラしながらたたみ掛け、「もういい、囲みは今日で最後。やめましょう」と話すと、記者団からの制止を振り切り、市役所を後にした。

 橋下氏は市役所への登退庁時などに、記者団からの質問に答える囲み会見をほぼ毎日、任意で行っている。今回の囲み打ち切り通告により、今後は原則週1回の定例記者会見以外は取材に応じないことになる。

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