スピースが世界1位の実力魅せた

 「男子ゴルフ・SMBCシンガポール・オープン・第1日」(28日、セントーサGC=パー71)

 アジアツアーを兼ねた男子ゴルフの日本ツアー開幕戦は、雷で約1時間中断するなど57人が競技を終えられなかった。回り終えた中ではキース・ホーン(南アフリカ)が66でトップ。1打差で世界ランキング1位のジョーダン・スピース(米国)と安秉勲(韓国)が続いた。日本勢では谷原秀人が68で回り、池田勇太は70、宮里優作は71。昨季賞金王の金庚泰(韓国)は藤田寛之と同じく73と出遅れた。

 世界1位の実力をいかんなく発揮した。蒸し暑さも起伏の強いグリーンも問題にせず、ボギーなしで4バーディー。「素晴らしいスタートになった」とスピースが白い歯を見せた。

 同組で回った宮里優は「一つ一つの精度が高い。特にパットがうまいというか、感覚を合わせてきた」と分析。3パットもあって伸ばせなかった宮里優に対し、スピースは10番で下りの難しいラインを決めてバーディーを奪うなど、8ホールで10メートル前後の距離を残しながら全て2パット以内に収めた。

 グリーンでの安定感が昨季のメジャー2勝の原動力。慣れない舞台でも「タッチをうまく合わせることができた」と強みを生かした。22歳の強豪の技を目の当たりにした宮里優は「(自分も)チャンスにつくという手応えはある。少しずつ流れが出てくれれば」と対抗意識をのぞかせた。

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