みなみ準々決勝敗退…初制覇は持ち越し
「日本女子アマゴルフ・第4日」(28日、大洗GC=パー72)
マッチプレー(18ホール)による準々決勝と準決勝が行われ、佐藤耀穂(18)=埼玉栄高3年=と蛭田みな美(16)=福島・学法石川高2年=が29日の決勝に進んだ。4月のツアーで最年少優勝を果たした、注目の勝みなみ(15)=鹿児島高1年=は、準々決勝で佐藤に敗れた。
悔しげな表情に勝の無念さが現れていた。4ダウン。2ホールを残して準々決勝敗退が決まった。「パットがかみ合わなかった。これが私の実力と受け止めて今よりうまくなりたい」。こだわってきた日本女子アマの初制覇は持ち越された。
スタート直前まで母の久美さんに背中から腰にかけてマッサージしてもらうなど体は限界だった。さらに、国内ツアー最年少優勝者を見ようと、アマの大会では珍しく多くのギャラリーがついた。「やっぱり気になった」と集中力も奪われた。
次の目標は8月の日本ジュニア。「中学1年から3位、4位、5位と順位が下がっている。順位を上げたい」。持ち前の切り替えの早さで前を向いた。

