元白鵬の宮城野親方 来年1・28引退相撲開催「最後の土俵入りと大いちょうをぜひ」
大相撲の元横綱白鵬の宮城野親方が5日、来年1月28日に東京・両国国技館で「白鵬引退宮城野襲名披露大相撲」を開催すると発表した。
コロナ禍もあり、昨年9月30日の現役引退発表から1年4カ月後の引退相撲開催となる。オンラインで会見した宮城野親方は「本当にたくさんの人のご縁があって20年、力士として走り続けたし、最後の土俵入りと大いちょうをぜひとも見に来てもらえれば」と呼びかけた。
引退相撲の日程が決まり、まげ姿もあと半年となる。「ちょんまげとお別れするのはさみしいものがあるけど、自分の中ではやりきった満足感たっぷりの20年だった」と心境を吐露。開催日は、くしくも母・タミルさんの誕生日だといい「丈夫に産んでくれた母親に感謝しながら、土俵に上がることになるんじゃないかな」と想像した。
当日のみ販売されるグッズもあり、優勝45回を誇る大横綱ならではの企画も準備中。引退後に一時は体重が10キロ落ちたが、土俵入りに備えて2カ月ほど前からトレーニングも再開した。「見た方が『まだやれるんじゃないか』という体で上がりたい。楽しみにしていてください」と自信の笑みを浮かべた。
引退相撲開催までは、秋場所も含めてあと3場所。7月28日に部屋を継承したばかりの宮城野親方は「師匠として、親方として、強い関取をたくさん誕生させることが私の使命。幕下3人を3場所以内で関取にするのを目標にしたい」と目標を掲げた。
引退相撲のチケットは、11月1日から一般販売される。