夏場所開催方針に変更なし 高田川親方ら感染も

 日本相撲協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)は26日、電話での代表取材に応じ、夏場所(5月24日初日、両国国技館)開催を目指す方針に変更がないことを強調した。25日に高田川親方(元関脇安芸乃島)、弟子の十両白鷹山ら新たに6人の新型コロナウイルス感染が判明。角界への感染拡大が危惧される中、「あきらめずに5月場所開催は視野に入れていきたい」と話した。

 大型連休の終わる5月6日まで状況を精査。「専門家のいろんなご意見と現状を踏まえてこれから検討をしていく。今のところ5月場所開催に向けては、そのままの状況。ただ、世の中の感染の状況だとか、世の流れとかいろいろなものを踏まえて、専門家と話をしながら、決めていきたいという話」と改めて方針を示した。

 27日、夏場所の番付発表は予定通り行う。通常なら番付表は両国国技館まで部屋の若い衆が受け取りに来るが、接触を避けるため、印刷所から直接、部屋に配送される。番付発表会見も電話での代表取材となる。

 この日までに高田川親方ら入院療養している感染者の容体や、新たに検査を受けた協会員の有無に関して「何の連絡も入っていない」と同部長。「親方にどうですかと今聞ける状況ではない。1日も早い回復を願ってますというくらい。それからじゃないと話は聞けない」と説明した。

 10日に角界初の感染が出て、感染者は計7人。複数の部屋で感染が起きている可能性はあるが「それは、今回、幕下以下の力士に関しては部屋の名前も力士名も個人情報的なもので出しませんということ」と話すに留めた。

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