大相撲夏巡業が１０日、福島市で行われ、同市出身の３兄弟、十両若隆景（２４）、幕下若元春（２５）、幕下若隆元（２７）の３兄弟がそろって凱旋した。

　朝稽古では３兄弟が土俵に上がるたびに、歓声と拍手。稽古後も写真撮影、サイン攻めにあった。

　三男・若隆景は「３兄弟そろって福島に帰って来られた。３兄弟で頑張ってもっともっと盛り上げたい」と誓った。兄２人の存在を「心強い。切磋琢磨（せっさたくま）してできる」と話した。

　二男・若元春は今年春場所で新十両も１場所で陥落。「十両で戻ってきたかったけど」と悔しさもにじませた。「小さい時から３人そろって相撲をやってきた。昔からよきライバルで稽古仲間」と、今後も３人で競い合っていく。

　長男・若隆元は「番付で２人に負けている。弟に負けないように」と、３兄弟そろって関取昇進を目指す。