白鵬「まだ2つの記録がある」さらなる高みへモチベーション衰えず

 鏡割りをする王貞治氏(左)、白鵬(中央)、森喜朗氏(右)
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 「大相撲初場所」(13日初日、両国国技館)

 横綱白鵬(33)=宮城野=が5日、都内で「幕内1000勝達成 歴代最多記録更新」の祝賀会を開き、母国モンゴルから母タミルさん、プロ野球ソフトバンクの王貞治会長、デーモン閣下、中村獅童、稀勢の里、鶴竜の両横綱ら750人が参加し盛大に祝った。

 着物姿を披露した母タミルさんは「15歳で日本に渡って大相撲のファンに愛されてここまできた。今まで成功したのは1億人以上の日本人の愛情があったから。日本の皆さんへの尊敬を着物で表しました」と、日本への感謝を述べた。

 史上最多41度の優勝を誇る白鵬は壇上で稀勢の里を持ち上げ「9年前、双葉山の69連勝を目指して頑張ってきた時、63連勝で負けた。それが稀勢の里関」と振り返った。「相撲界には『負けて覚える相撲がある』というのがある。横綱、大関に負けたからこそ記録は達成できた」と、晴れの日をかみしめた。

 2020年の東京五輪を最大の目標とし現役を続けてきた。その上で「まだ2つの記録がある」とし、大横綱千代の富士の持つ33歳から8度の優勝、35歳5カ月で優勝を目指すことを宣言した。

 「昭和の大横綱は33歳から8回優勝した。私は1回。あと7回は気が遠くなる。35歳5カ月で千代の富士関は最後の優勝。プロである以上、モチベーションとしていかないと」。参加者からは拍手喝采を浴びた。

 乾杯のあいさつに立った王会長は「長くやるのは大変。横綱になれば勝たないと辞めないといけない。その中でこの記録は素晴らしい」と称賛。新たな2つの目標に「あと2つやることがあるとの心強い言葉があった。横綱には少しでも長く土俵に上がってもらいたい」とエールを送った。

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