稀勢の里が5週間ぶりの相撲 徳島合宿で高安に9勝2敗「いい稽古」

 左大胸筋負傷などで7場所連続休場中の横綱稀勢の里(31)が15日、徳島市の徳島文理大で合宿を開始し、弟弟子の高安相手に5週間ぶりに相撲を取る稽古を再開させ、9勝2敗と上々だった。

 同大学の体育館に作られた土俵の周りを園児、児童、同大の学生らが埋め尽くした。都内の田子ノ浦部屋では先場所を休場して以降、稽古を非公開にしていたが一転、1000人もの視線を浴びた。「360度見られている。精神的にもいい稽古」とテンションも上がった。

 右上手を引き、速い攻めで圧倒。稽古後には体育館のウエート施設を利用し1時間半も鍛えた。「しっかり体を作る。何か手応えを持って帰りたい」。合宿は17日まで3日間。出場なら進退のかかる名古屋場所(7月8日初日)へ向け、復活の足場を固める。

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