稀勢の里、高安が徳島入り 田子ノ浦部屋が徳島文理大で合宿

 大相撲の田子ノ浦部屋が15日から3日間、徳島市の徳島文理大で合宿を行う。14日、横綱稀勢の里(31)、大関高安(27)が徳島入り。同大では田子ノ浦親方(元幕内隆の鶴)、村崎正人理事長らが会見した。

 田子ノ浦親方が同大OBで香川・尽誠学園の教諭、石川慎也氏と先代師匠・故鳴戸親方(元横綱隆の里)の代から親交があり、今回の招致につながった。

 15日は地元の幼稚園児、小学生、同大の学生ら1000人に稽古を公開する。文理学の授業の一環であり、学生はリポートを提出し単位認定となる。

 村崎理事長は「日本の国技の努力と真剣さを見て欲しい。努力の大切さを感じて欲しい」と学生たちに生の迫力を伝える意図を説明。体育館の2階に“耐震補強”し、土俵を作った。巡業でも使える程の環境に親方も「ありがたい」と感謝しきりだった。

 左大胸筋など負傷で先場所を全休し7場所連続休場中の稀勢の里にとっても、再起へのきっかけを探る3日間となる。親方は「ケガがだいぶ良くなり稽古もだいぶできるようになってきた。今回がとても大きな合宿になる。土俵で復活していろんな意味で恩返しできるように。(本人が)誰よりそういう気持ちでいる」と力を込めた。

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