高安が5週間ぶりに相撲、左上腕「九分九厘治った」 稀勢の里に2勝9敗

ぶつかり稽古で高安(左)の当たりを受ける稀勢の里
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 大相撲の田子ノ浦部屋が15日、徳島市の徳島文理大で合宿を開始し、左上腕三角筋部分断裂で先場所を全休した大関高安(28)が横綱稀勢の里(31)を相手に約5週間ぶりの相撲を取った。

 かど番となる名古屋場所(7月8日初日、ドルフィンズアリーナ)へ向け、徳島で再起ののろしだ。11番取り2勝9敗だったが、患部の左上腕は「九分九厘、治った。回復は早い」と、全開も近い様子。パワー勝負で圧倒はされたが左腕で豪快にすくい投げを決め、横綱を土俵下に横転させる場面もあった。

 「徳島の地になかなか来ることはない。たくさんの人に激励をいただいた。気持ちも引き締まった。ここからまた取り組むことができる」と気を引き締めた。

 久々の横綱の当たりは強烈だった。「横綱は腰がすごい重い。骨身に染みる」と苦笑い。17日まで3日間の合宿。「しっかり体を動かして、ペースアップ」と名古屋場所へ土台を作り上げる。

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