東福岡 大会新記録139点!圧巻20トライ、18ゴール

 「全国高校ラグビー・2回戦、東福岡139-0浜松工」(30日、花園ラグビー場)

 2回戦16試合が行われ、昨年初戦(2回戦)で姿を消した常翔学園(大阪第2)が31-0で佐賀工(佐賀)を下し雪辱。東福岡(福岡)は大会史上最多となる139得点を挙げ浜松工(静岡)を完封した。日本航空石川(石川)は19-19で引き分けたBシードの国学院栃木(栃木)との抽選で、9大会ぶりの16強進出を決めた。元日に3回戦8試合が行われる。

 一瞬の隙も見せず、20トライ、18ゴール。圧巻のトライ劇は、歴代最多137得点を更新するPGで幕を閉じた。スコアボードは139点。東福岡が強さを見せつけた。

 ノーサイドの瞬間、藤田雄一郎監督(44)も、最後のPGを含む54得点のCTB森(3年)も、誰も新記録更新を知らない中、ただひとりニヤリと笑ったのが主将のロック箸本(3年)だった。

 試合前、審判と行われるブリーフィングで「何点取るの」と意気込みを聞かれ「150点」と宣言。審判から「137点が最高」と教えられたという。

 箸本は「終わりに近づくにつれ、いけるかなと思っていた」というが「みんなに言うといつも通りのプレーができなくなる」と胸に秘めてプレー。森も「知っていたらたぶんプレッシャーがかかった」と頭をかいた。

 現在全国高校選抜、全国高校7人制を制し、「高校3冠」に王手をかけている。箸本主将は、大勝の余韻に浸ることなく「もう次です」と2季ぶりの優勝へ向け気を引き締めた。

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