女子SP坂本2位 重圧はねのけ会心ジャンプ「全部きれいに入った」

 「フィギュアスケート・ジュニアGPファイナル」(8日、マルセイユ)

 女子SPで坂本花織(16)=神戸FSC=が64・48点を出し、首位アリーナ・ザギトワ(ロシア)と6・44点差の2位につけた。紀平梨花(14)=関大KFSC=は54・78点で最下位の5位と出遅れた。男子の日本勢は出場していない。

 全日本ジュニア女王の坂本は、インフルエンザで本田が欠場し、重圧がかかる中でも元気いっぱいに滑った。自己ベストには約1点届かなかったものの、実力者ぞろいのロシア勢に割って入った。

 冒頭の3回転ループを跳び、1・30もの加点を引き出した。基礎点が1・1倍になる後半のフリップ-トーループの2連続3回転、ダブルアクセル(2回転半)でも大きな跳躍を披露。「ジャンプが全部きれいに入った」と声を弾ませた。

 2季前の全日本ジュニア2位の逸材。16歳のスケーターはジュニアの日本女子を引っ張る存在になった。

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