羽生、恋ダンスは“役に立つ”「体の動かし方勉強になる」

 フィギュアスケートのGPファイナルで前人未到の4連覇を達成した羽生結弦(22)=ANA=が13日、フランスから成田空港に帰国した。先日、TBS系の人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の「恋ダンス」を“完コピ”したことが話題となったが、羽生は競技にも好影響があると力説。進化の止まらない22歳は、次戦の世界選手権代表最終選考会を兼ねた全日本選手権(22日開幕・大阪)で5連覇を狙う。

 絶対王者となるべく成長を続ける男は、話題のダンスをも“芸の肥やし”としていた。11月のNHK杯後、プロスケーターの織田信成氏がツイッターに投稿した「恋ダンス」の動画で、羽生がキレキレで踊る姿が大きな話題となった。

 「興味があることをやっただけ。(キレキレの評価は)恥ずかしい」と、ほおを赤らめつつ「体の動かし方とか勉強になるし、フィギュアにいい影響がある」と、“役に立つ”ことを強調した。

 フィギュアスケートで絶対的な地位を確立している今でも、さまざまな人物や出来事から刺激をもらっている。プロ野球・日本ハムの大谷翔平(22)は同世代。1月の表彰式で一緒になった際、大谷から「僕らは『羽生くん世代』」と称賛されたが、「実力的には自分が一番低い。向こうは球速165キロとか、世界新を目指している。僕もこの世代で台頭できる結果を残していきたい」と謙虚に語った。

 また、スキー・ジャンプで“鳥人”ニッカネン(フィンランド)を超える歴代2位のW杯通算47勝をマークした20歳の高梨沙羅(クラレ)についても「鳥人超えですからね。僕も超える方の“超人”になりたい」と、大きな影響を受けた。

 次戦は全日本選手権。「充実感はない。気持ちは高ぶっている」。燃え尽きることのない向上心がある限り、羽生の成長は止まらない。

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