本田望結が初入賞6位 姉の手紙、妹の活躍に奮起

表彰式で笑顔を見せる本田望結(右端)=尼崎スポーツの森
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 「フィギュア全日本ノービス選手権・最終日」(23日、尼崎スポーツの森)

 ノービス女子Aに女優の本田望結(12)=京都醍醐ク=が出場し、同大会で自身最高位の8位を上回る6位で初入賞した。冒頭の3回転ルッツで着氷が乱れるなどのミスはあったが、持ち前の表現力と繊細な演技で観客を魅了した。

 「内容的には満足ではなかったけど、初めての入賞ですごくうれしい」と笑顔を咲かせた。前戦の近畿選手権で出した79・68点を上回る86・02点を出し「最近はいい点数が出せていなかったので、86点はすごくうれしい。目標にしていたスピンとジャンプはしっかりできたと思う」と手応えも残った。

 ドラマ主演が決まるなど多忙な毎日を支えるのは、きょうだいの絆だ。姉で昨年の世界ジュニア女王、本田真凜(15)=関大中=は生観戦できなかったが、試合前に「お手紙をもらいました」と明かした。「(内容は他で)言ったらダメだと言われたんです」と“封印”。それでも「しっかり次につながる演技ができた。満足ではないけど、すごくうれしい」と語り、姉のエールに応えた形だ。

 前日のノービスBでは妹の紗来(9)=京都醍醐ク=が最年少の小学3年で4位に入った。「初めてこの大会に出た時はノービスAに出ていたお姉ちゃん(真凜)についていく感じだった。今回は(自分が)お姉ちゃんとして初めての大会で、いろんな気持ちがあったけど、お姉ちゃんとしての演技は見てもらえたと思う」と胸をなで下ろした。

 ノービスは今季で卒業し、来季はジュニアのカテゴリーに入る。競争はさらに厳しくなるが「ジュニアの大会でもしっかり練習して、お姉ちゃんについていきながら妹にも負けないように、しっかり頑張っていきたい」と切磋琢磨(せっさたくま)していくつもりだ。

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