ギャレットに見た期待外れに終わる兆候

 日本のスコアラーは優秀で、対戦が一回りもする前から、新外国人選手の弱点を徹底して突いてくる。そんな中でも中日の4番ビシエドはガンガン打つのだから、本物を予感させる。逆に巨人の4番ギャレットは、厳しい言い方をすれば、見かけ倒しに終わる兆候が出てきたとみている。

 投手目線で見ると、左投手のカーブ系が苦手なのが分かる。ただ外のブレーキングボールにクルクル回る外国人打者はよくいる。おやっ!?と思うのは、ストレート系に空振り三振して、ベンチへ戻るシーンが多いことだ。

 日本の投手の執ような変化球攻めに苦しむ助っ人は多いが、おもしろいタイプの外国人だ。もちろん、こうも真っすぐ系にやられ続けていると、首を傾げたくなるという意味だ。

 メジャー通算122本塁打、年俸3億円と鳴り物入りで入団したが、今年35歳になる。開幕5試合で3本塁打し、相手も序盤とは緩急の使い方や配球も含めて違うだろうが、速い球に対応できないとなると心配になる。

 巨人は貯金5で首位にいるものの、チーム打率は・252でセ・リーグ5位。長野あるいは坂本、クルーズら前後を打つ打者が1試合1本ずつでも打って何とか打線をつなげているが、得点力不足の傾向は変わっていない。

 ギャレットは欠場した4月14日のヤクルト戦以外、開幕から4番を打ち続け、現在打率・216。今後も低迷するようなら、4番の見極めは懸案事項になってくる。

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