広島・勝田 野間以来の新人野手1軍完走へ「結果残して勝利に貢献」18戦連続スタメンで成長中 残り23戦ラストスパート

 「阪神(降雨中止)広島」(8日、甲子園球場)

 広島・勝田成内野手(23)が8日、1軍完走への意欲を示した。ここまでルーキーで唯一、全試合で1軍に帯同中。球団の野手では2015年の野間以来、11年ぶりとなる新人野手の1軍完走が近づいている。同日の阪神戦(甲子園)は雨天中止。残り23試合をノンストップで駆け抜ける覚悟はできている。

 屋内練習場での練習を終え、選手通路を歩く勝田は滴る汗を拭いながら、表情を緩ませた。「疲れは多少ありますけど、いいリフレッシュになった。しっかり休んで、明日いい状態で臨めれば」。シーズンもいよいよ最終盤。ドラ3ルーキーがラストスパートに向け、決意を新たにした。

 開幕1軍をつかみ取ると、ここまで全試合で1軍に帯同中。このまま1軍完走を達成すると球団の新人野手では15年の野間以来、11年ぶりの記録となる。シーズンは残り23試合。「キャンプの時は開幕1軍を目標にしていたんですが、次は143試合、ずっと1軍でというのを目標にしてきた。全然結果を残せてないですが経験を吸収したい」と、貴重な経験を積みながら、目標へと歩を進める。

 そのために「けがをしないことを一番大事にしている」とコンディション面に工夫を凝らす。遠征にはマットレスと相棒のパンダのぬいぐるみを持参し、8時間睡眠を確保。「毎日ちゃんと寝られているので、まだ動けている」と自己流の調整で、体を整えている。

 現在、18試合連続でスタメン出場中。「打撃でチームに迷惑をかけている」と、打率・175と数字上では苦しんでいるものの成長の兆しを見せ始めている。4日・巨人戦(マツダ)では甘く入ったチェンジアップを捉え、右中間を破るプロ初の三塁打をマーク。「変化球も多少打てるようになってきた。そこはポジティブに捉えて」と力強い打球も増えつつある。

 新井監督は勝田の打撃について、「バッティングは時間がかかるもの。まだまだ1年目なので」とした上で、遊撃での守備と野球センスに目を細める。「対応力、視野の広さは持っている選手。随所にいいプレーもある。(1軍完走は)財産になると思う」とさらなる成長に期待を寄せた。

 8連戦初戦は雨天中止となり、9日から仕切り直して逆転CS進出への戦いが再スタートする。7日の移動日は大阪の実家に帰省。髪もさっぱり切って“戦闘態勢”を整えた勝田。「いい経験をさせていただいている。結果を残してチームの勝利に貢献できたら」。チームと個人の大きな目標に向かって、ラストスパートをかける。

 ◆2025年度ドラフトで入団した新人の今シーズン 開幕1軍に12球団最多となる平川(ドラフト1位)、斉藤汰(同2位)、勝田(同3位)、赤木(同5位)の4人の新人が名を連ねたが、勝田以外はけがや不調で2軍落ちとなった。これまで昨年11月に右肘のトミー・ジョン手術を受けた高木(同7位)を除く支配下指名6人が1軍を経験しており、現在は勝田、工藤(同4位)、西川(同6位)が1軍に帯同している。

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