広島・ドラ2斉藤汰「本当かな?って」 自己最速3キロも更新155キロ!開幕1軍また前進 1回完璧10球斬り5戦0封

 「オープン戦、オリックス3-2広島」(18日、京セラドーム大阪)

 広島のドラフト2位・斉藤汰直投手(22)=亜大=が18日、自己最速の155キロをたたき出した。七回から3番手で登板し、山中の打席で計測した。これまでの152キロから3キロも更新する投球を披露。伝家の宝刀フォークを封印しながらも1回無安打無失点と好投し、また一歩、開幕1軍入りへ前進した。

 電光掲示板に表示された数字が、訪れた鯉党をどよめかせた。七回だ。斉藤汰が投じた直球が、155キロをたたき出す。「なんか、本当かな?って感じでした」。自己最速を更新する1球。マウンドの本人も驚きを隠せなかった。

 3人目の山中と対峙(たいじ)したときだった。初球、外角高めの直球で自分史を塗り替えた。「いつも通りの考え方でマウンドに立ってるだけだった」。それでも1球だけでは終わらない。同じコースに投じた2球目が155キロを刻んだ。

 これまでの自己最速は152キロ。2球連続で3キロも更新した。試合後には「155キロ右腕ということで」とにっこり。白い歯がこぼれた。

 確かな手応えは、指先に残っている。「力が逃げずに、リリースできていたかなっていうのは、少しだけあります」と納得の表情。中継ぎを任され、短いイニングで全力を出し切るのが役割になった。体のコンディションも良い。理想の投球に近づいている。

 驚くのは、数字だけではない。1回無安打無失点で終えたこの日の投球では、伝家の宝刀フォークを、あえて封印した。「今日は、スライダーをちょっと使いたかった」。威力がある直球を軸に、曲がり球でも攻めた。今後を見据え、投球の幅を広げるという課題を持ちながら、真っ向勝負でねじ伏せた。

 新井監督は「投げるたびに、良くなっている」と評価した。この日投じた10球は、首脳陣にとっても大きな収穫になったに違いない。

 1日の楽天戦から始まった無失点は、5試合に伸びた。斉藤汰は「そこを考えてやって、結果が出てくれている。今後もずっと続けたい」と力を込めた。ブルペンでの過ごし方は、先輩投手やリリーフ陣の動きを熟知するブルペン捕手に助言を求めながら、自身のスタイルを構築しつつある。

 開幕まで残り3試合。22歳右腕は、「無失点というところと、三者凡退で終えるのは、次の回に流れを持ってくるっていう意味では大事。一人ずつ抑えていけたら」と意気込んだ。

 言葉の端々には、救援陣の一角を担っているという、強い自覚がにじむ。栗林と岡本が先発に転向して迎えるシーズン。剛腕右腕が、開幕1軍入りを果たし、躍動する。

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