広島・黒田アドバイザー 成長投手は「益田」来季4年目右腕を指名「そこの壁をぶち破っていくか」紅白で2回0封
「広島紅白戦、白組2-0紅組」(7日、天福球場)
秋季キャンプ初日からチームに同行していた広島・黒田博樹球団アドバイザー(50)が7日、益田武尚投手(27)にゲキを飛ばした。目を引いた投手に右腕の名前を挙げ、実戦を通じて自らの殻を破ってほしいとエール。益田はこの日の紅白戦で2回無安打無失点とアピールした。プロ入り3年間で1勝にとどまる男が、4年目のブレークを目指す。
もどかしい現状に、終止符が打たれそうな気配がある。黒田アドバイザーは投手陣全体の成長に触れ、こう続けた。「強いて言えば、益田ですかね。誰が見てもブルペンでの球の質は良くなってきている。すごくいい球を投げているので」と来季4年目を迎える右腕に着目した。
益田は22年度ドラフト3位で入団し、首脳陣からの提案で23年オフにサイドスローに転向。制球に苦しむ課題があり、1軍に定着できないシーズンが続いているが、球は一級品。それをマウンドで披露することができれば飛躍は近づくと、黒田アドバイザーは見ている。
「マウンドでは打者との勝負だけど、その準備はある程度ブルペンでできた投手だと思う。あとは再現性を出しながら、同じような球をマウンドで投げられるか。マウンドまでは誰も寄り添えない。そこの壁をぶち破っていくかは彼次第なので」と、自らの手でポジションをつかみ取る姿を求めた。
益田はこの日の紅白戦に先発し、2回を無安打無失点に封じた。初回は名原、内田のバットを折るなど、持ち味を発揮した。6個のアウトのうち4個がゴロアウト。ツーシームを軸に投球を組み立て「そこは自信にしていいかなと。ゴロでアウトは今までになかった部分。いい部分は出ていると自分でも思っている」と手応えを口にした。
黒田アドバイザーからのエールには「ありがたいです」と受け止め、「ここ3年間、結果も残せてないし“自分の道”を早く歩けるようにしている段階だと思っている。まだまだ投げ込んで、体をいじめ抜いていきたい」と闘志を燃やした。
高い期待を寄せるのは新井監督も同じ。「彼がブルペンに加わると、厚みが出てくる。ツーシームもいいし、特に右打者はすごく嫌。自分が今投げている球を信じて、ゾーンの中で勝負できれば十分に(1軍で)通用すると思う」と希少な存在として成長を願った。
栗林が先発に転向する来季は編成上、救援投手の台頭が待たれる。「どのポジション、場面、イニングでも、ちゃんと抑えて、野手やスタッフから信頼を得ないと生きていけない。とにかく(打者が)嫌がって抑えられるような球を確率よく投げていく」と益田。レジェンドからの言葉を胸に、輝く未来へと突き進む。





