最速159キロ右腕 広島ドラ4・工藤誓った 160キロ突破&1年目からフル回転「どのボールでも抑えられる投手に」

 広島からドラフト4位指名を受けた工藤泰己投手(22)=北海学園大=が28日、札幌市内の同大学で白武佳久スカウト統括部長(65)、近藤芳久スカウト(60)から指名あいさつを受けた。最速159キロを誇る剛腕は、球団歴代日本人最速を更新する160キロの大台突破を目標に掲げ、1年目からのフル回転を誓った。

 雪が舞う札幌で工藤が赤い帽子を深く被った。憧れの世界に飛び込んだ先に描くのは大きな夢。「平均球速160キロを投げたい。自分がプロ野球に憧れていたように、僕を見てプロ野球選手になりたいなと思ってもらえるような選手になりたい」と決意を口にした。

 最大の武器は最速159キロを誇る直球だ。今秋のリーグ戦では、中継ぎとして平均球速約154キロをマーク。カープではこれまで日本人投手で160キロの大台に到達した投手はいない。「この先、もっと体の使い方を覚えたり、筋肉量が増えれば届く数字だと思う。狙いたい」と球団初の大台突破を誓った。

 本格的に投手へ転向したのは大学入学後。急成長の裏にはストイックな姿勢があった。オリックスから5位で指名された高谷の影響もあり、入学直後から食事制限を開始。自宅で両親の協力も得て揚げ物やラーメンは口にせず、朝食は「目玉焼きと胸肉とブロッコリ-である程度固定していました」と徹底ぶりを振り返る。

 オフ期間の11月から1月上旬までは、朝5時から宅配業者の荷物仕分けアルバイトを約3時間こなし、大学の授業後にトレーニングを重ねる日々を送ったことも。「いろんなことを継続できたことが今につながっている」。その甲斐もあり高校時代から体重は15キロ増え、球速も大きく伸びた。

 担当した近藤スカウトもグラウンド外での姿勢を高く評価する。「野球に対する取り組む姿勢が素晴らしい」と目尻を下げ、「まずは中継ぎで実績を作って先発の候補に入ってほしい」と期待を寄せた。

 札幌出身の右腕。生まれてから北の大地で過ごしたここまでの日々を、「自分の好きなように考えて好きなように練習するというのは、この大学に来ないとできていなかったと思う。周りの人たちにも恵まれました」としみじみと振り返った。

 「最高峰の舞台でやるからには唯一無二の選手になりたい。1年目から1軍でチームの戦力として投げるという目標をぶらさずにやっていきたい。どのボールでも抑えられるような投手になりたいです」と工藤。道産子右腕が大きな夢を広島でかなえる。

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