広島・床田 3年連続2桁星へ26日先発「終わり良ければ全てよし」川口和久以来の球団左腕2人目

 ラストチャンスをつかむ!26日・ヤクルト戦(神宮)に先発する広島の床田寛樹投手(30)が25日、今季最終登板での2桁勝利達成に意欲を示した。球団左腕で3年連続2桁勝利となれば、86年~91年の川口和久以来2人目。「最後、勝って終われたら一番いいなと思いますね。2桁勝ちたいというのもありますし、終わり良ければ全て良しだと思うので」と気合を入れた。

 8月26日・巨人戦で9勝目を挙げた。だが、以降は3連敗。序盤に大量失点した登板もあり、今月はまだ白星がない。昨年も9月以降は5戦4敗と苦しんだ。思い通りに勝ち星が増えない現状も「勝ってないけど、去年よりは内容はいいと思う。真っすぐの平均球速は去年より速いはず。やってきたこと、内容は(昨年と)違うとは思う」と結果に至るまでの過程を前向きに捉えた。

 23年から2年連続で11勝を記録。次の1勝が持つ意味は、十分に把握している。「(チームの)左投手だと僕が一番上。3年連続とか、そういうのは名前が残る。他の子たちがそれ(自分の記録)に挑戦する形になってほしい」と、自身が後輩たちの目標になる構図を描く。

 この日はマツダスタジアムで汗を流し、最終調整を施した。ヤクルト戦は今季2試合で0勝0敗、防御率3・46。「何とかいい姿で終われたら」と腕をぶした床田。全力で腕を振り、笑顔で今シーズンを締めくくる。

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