広島・遠藤 復活の3連続K 直球に手応え!球速アップ最速149キロ 新井監督「いいものを見せてくれた」

 1回を無失点に抑えた遠藤(撮影・市尻達拡)
 1回無失点と好投する遠藤(撮影・市尻達拡)
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 「中日7-1広島」(12日、バンテリンドーム)

 広島・遠藤淳志投手の本来の姿がマウンド上にはあった。なめらかな投球フォームから投じられた直球に、相手打者のバットは空を切っていく。今季2度目の登板で3者連続三振での1回無失点の好救援。「自分の真っすぐが投げられて、自分が思うより空振りが取れた」と想像以上の手応えを感じ取った。

 9日に今季1軍初昇格した男にとって、点差は関係ない。六回に2番手で登板した際のスコアは0-5だったが、「僕には肝心だから」と気合を入れた。大きく息を吐いて振りかぶると、先頭の佐藤を直球で空振り三振。続く山本も直球で押し切り空振り三振を奪うと、最後は石伊にチェンジアップで空を切らせた。

 昨季はシーズン通じての最速が143キロだったが、この日は149キロを計測。2軍では投球フォームの改善に取り組み、「ちょっと(踏み出し足を)インステップ気味にして、右足を強く押す感じで投げたら簡単に(球速が)出た」。元々、20年に先発として5勝を挙げるなど、ポテンシャルは高い。きっかけをつかみ、自信を身にまといつつある。

 新井監督は「真っすぐで空振りが取れていたし、遠藤はいいものを見せてくれた」と評価した。今後も好投を続けていくことで先発に回る可能性も出てくる中、「任せられた立場で結果を出すだけ」と遠藤。高卒8年目右腕は局面問わず一心不乱に腕を振る。

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