広島が急失速5連敗で今季ワーストタイ借金3 深刻な貧打抜け出せず、小園の適時二塁打で一矢も

 「中日7-1広島」(12日、バンテリンドーム)

 広島は深刻な貧打から抜け出せず。1得点にとどまり、同2度目の5連敗で借金は同ワーストタイの3に膨らんだ。

 この日はモンテロをベンチスタートにして中村奨、中村健を1、2番で先発起用した。初回1死から中村健が四球を選ぶも、3番・小園が二ゴロ併殺。二回はファビアン、坂倉、末包の中軸が三者凡退に片付けられた。

 三回は1死から上本が四球で出塁するも玉村のバントが投飛となり、得点圏に走者を進められなかった。九回に小園の適時二塁打で一矢報いたが、チームはリーグ戦再開後、これで14試合連続3得点以下。この日は打順を組み替えて打開を図ったものの、重苦しい展開が続いた。

 先発・玉村が序盤から精彩を欠いた。初回1死一、二塁から細川に先制の左前適時打。なおも満塁から佐藤の遊ゴロの間に1点を奪われ、一、三塁から山本にも適時打を浴びて3点を失った。

 立ち直りを図りたかったが、二回は2死二塁からブライトに左中間を破られ、三回も2死二塁で石伊に適時打。初回から三回まで毎回失点を重ね、流れを自軍に引き寄せることはできなかった。

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