広島・大瀬良「みんなに申し訳ない」 今季最多117球、6回1/3を3失点も「なんとしても0で抑えて帰ってきたかった」 

 7回、降板を告げられる大瀬良(撮影・市尻達拡)
  7回、森下(手前右)に適時三塁打を浴びた大瀬良(左)=撮影・北村雅宏
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 「広島1-3阪神」(9日、マツダスタジアム)

 視線を下に向けたまま、重い足取りでベンチへと向かった。今季最多117球の熱投。勝利への執念をマウンド上で示した広島・大瀬良大地投手だったが、6回1/3を9安打3失点で5敗目を喫した。

 「なんとしても0で抑えて帰ってきたかった。1点取られてしまったので、野手にも負担をかけてしまった。みんなに申し訳ない」

 悔やんだのは2点ビハインドの七回の投球だ。先頭の近本にこの日3安打目となる左前打を浴びると、続く中野の犠打で1死二塁。ここで森下を迎えた。2球で追い込むも、カウント2-2からの変化球が甘く入った。打球は右中間を破る適時三塁打となり、痛すぎる追加点を献上。ここで降板となり、今季14登板目で初めてイニング途中でマウンドを譲った。

 六回終了時で球数は108球。それでも、首脳陣から「『行くぞ』と言ってくれた」と任されたイニングだった。「最後のところもそうだし、粘り強く投げられたら良かったんですけど」と悔しさをにじませた右腕。八、九回の攻撃で走者を出しただけに、この1点が重くのしかかった。

 二回は佐藤輝に22号の先制被弾。三回にも佐藤輝の併殺崩れの間に2点目を失ったが、9連勝中の猛虎打線に強気の攻めで立ち向かった。厳しい暑さの中、エースが見せた気迫の投球。次は打者陣が投手陣を助ける番だ。

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